セラミドって?


セラミドとは、肌を乾燥や荒れから守ってくれる
保湿力を持つ成分のことです。

ここではセラミドの成分や、セラミドを含む食品(食べ物)、
化粧品(化粧水・美容液)、シャンプー、サプリ、効果など
分かりやすく詳しく解説しています。



セラミドの成分と構造

皮膚の一番上にある「角質層」には、肌を守る大切な役割があります。
水分を保持する、という役割です。

わずか0.02ミリしかない、サランラップ一枚分の角質層には、
細胞間脂質という細胞と細胞の間をくっつけているいわばセメントのようなものがあります。

◆セラミドの構造
細胞間脂質は、不溶性の成分セラミドが40〜65%を占めています。
セラミドは油の一種で「スフィンゴ脂質」と言われるものです。セラミドには7種類の構造があり、
親油基(油になじみ易い)と水になじみやすい(親水基)部分があります。

この為、ヒトの肌は水分を保持することができるんですね。

セラミドの分子は、細胞間脂質の中ですき間なく一定の方向に並んでいます。
お菓子のミルフィーユの生地のように積み重なったセラミドの層が、
水分を蓄え込んでいるとイメージすると分かりやすいかもしれません。

皮膚の表面にある皮脂膜と、
セラミドを含む細胞間脂質が肌を乾燥や刺激から守ってくれている「バリア機能」なのです。


⇒セラミドの成分と構造

セラミドの効果

セラミドは肌状態を正常に保ってくれる重要な成分です。

セラミドが存在することで、
・肌荒れしない
・乾燥しない
・しわが出来づらい
・にきびが出来づらい
・外部からの刺激を受けない
・アトピー性皮膚炎を発症しづらい


あらゆる肌トラブルを防ぎ、肌老化を緩やかなものにしてくれているのです。


⇒セラミドの効果

ヒアルロン酸とセラミドの違い

◆セラミドとは?
角質層の中の細胞間脂質に含まれる油分で、保湿機能とバリア機能の2つの機能を持っています。

『保湿機能』
セラミドは、水になじみやすい親水基と
油になじみやすい親油基の2種類の化学構造を持っている為に、
水分を抱え込み、体内の水分を外部に流出させない働きを持っています。

『バリア機能』
外部からの刺激物を体内に入れないようにブロックしてくれます。

◆ヒアルロン酸とは?

ヒアルロン酸は体中どこにでも存在し、
特に皮膚・目の硝子体・関節液・臍帯(さいたい)のヒアルロン酸は濃度が高いと言われています。

◆皮膚のどこに存在する?
皮膚は上から表皮→真皮→皮下組織という順番で存在しています。
ヒアルロン酸が存在しているのは、2番目に存在する「真皮」の中。
ヒアルロン酸が1グラムあれば、およそ6リットルに水分を保持することができると言われています。

ヒアルロン酸もセラミドも、加齢と共に減少します。
どちらが減少しても肌トラブルの原因になり、老化を促進させてしまいます。

スキンケアやサプリメント・美容整形などで、不足していく成分を補うことになります。


⇒ヒアルロン酸とセラミドの違い

セラミドで肌を保湿

セラミドは年齢と共に不足していきますが、手をこまねいて見ていることはありません。
化粧品、食べ物・サプリメントから補うことが出来ます。

◆セラミドを含む化粧品
セラミドは7種類の構造を持つ成分ですが、
その内の1・2種類が化粧品に配合されて販売されています。

化粧品だけで、元々人体に含まれるセラミドを補うことは少し無理がありますから、
補足的なものと捉えておいた方がいいでしょう。

ただし、セラミドは本来皮膚の表面にある角質層に存在する成分ですので、
セラミドを含む化粧品を塗ってあげることで即効性を感じることはできます。

◆セラミドのサプリメント
セラミドは経口摂取することで、皮膚の保湿効果が高まることが分かっています。
腸から吸収されたセラミドは、全身に行き渡ることで、塗布するより持続性を保つことができます。

※経口摂取の場合は、天然の植物性のセラミドを選ぶようにしましょう。

◆セラミドを含む食べ物
小麦、ヨーグルト、米、ホウレンソウ、キビ、大豆、コンニャクイモなど。
コンニャクイモはお菓子やゼリー、めん類などに加工されて、いろんな形で販売されています。

品質の良いセラミドを含む食品を選ぶようにしましょう。


⇒セラミドで肌を保湿

乾燥肌をセラミドで改善

セラミドは本来体内で合成されるものですが、年齢と共にその量は減っていきます。
しかし、セラミドを含む基礎化粧品・サプリメント・食品などで補充することができます。

◆食品でセラミドを補う
セラミドはこんにゃくいもに多く含まれています。
ゼリーや麺類などこんにゃくいもで作られた食品を
バランス良く食事の中に取り入れていくといいでしょう。

※小麦、米、ほうれん草などにもセラミドは含まれています。

◆化粧品でセラミドを補う
化粧品でセラミドを補う場合には、天然セラミドが配合されている化粧品を選ぶようにしましょう。

※ビオセラミド・スフィンゴ脂質を選ぼう
人間のセラミドに一番近いのは、スフィンゴ脂質とビオセラミドです。
セラミド含有の化粧品を購入する際には、人間の肌になじみやすいものを選ぶようにしてくださいね。

また、セラミドは不溶性の成分です。
水がベースとなっている基礎化粧品では浸透しづらいですから、
肌にきちんと浸透するようになっている評判のいい化粧品を購入することもポイントの一つです。


⇒乾燥肌をセラミドで改善

アトピーにもセラミド

角質層にあるセラミド(油膜)は、内側から水分が蒸発しないようにする保湿機能と、
外部からの刺激から守ってくれる防御機能の二つの働きを持っています。

しかし、アトピー性皮膚炎になるとセラミドが極端に減少してしまいます。
正常にバリア機能が働いている時に比べると防御機能が格段に落ちてしまい、
ちょっとした刺激にも反応しやすくなってしまうのです。

正常な人に比べると、アトピー性皮膚炎患者さんのセラミドの量は約1/10だと言われています。


⇒アトピーにもセラミド

セラミド美容液・化粧水

ひどい乾燥肌や敏感肌、そしてアトピー性皮膚炎になってくると、
使用できる化粧品自体がかなり絞られます。

変なものを使うと逆に肌トラブルがひどくなってしまう為、皆さんかなり慎重になりますね。
ネット上の「口コミ」や化粧品のランキングは、かなり情報操作されていますからこれも信用できません。

◆セラミドの種類で決める
人間のセラミドに最も近いと言われているのが
動物性のセラミド「セレブロシド」だと言われています。
これはスフィンゴ糖脂質の一種です。

こういった人の肌になじみやすい成分を含んでいる化粧水や美容液を選ぶことが、
肌の改善への近道だと言えるでしょう。

もちろん良質のセレブロシドを使った化粧品を選ぶことは言うまでもありません。

◆セラミドの研究を重ねたメーカーを選ぶ
例えば花王
知る人ぞ知る大手メーカー花王は
数十年も前から「乾燥性敏感肌」をテーマに皮膚科学研究を進めています。
そして世界初のセラミド機能成分の開発に成功したのが1987年。

大手メーカーが一つのことだけに長い期間と莫大な研究費用をかける。
それなりのものが出来上がるのは想像に難くないでしょう。
出来上がったのはキュレルという基礎化粧品です。
一度試してみてもいいかもしれませんね。


ただし、成分で選んでも、メーカーで選んでも、
「みんながいい」と評判の化粧品であったとしても、
あなたに合うかどうかは使ってみないと分かりません。


化粧品はまずお試しから、慎重に使っていきましょう。


⇒セラミド美容液・化粧水

セラミドサプリ

いろんなメーカーから、いろんなセラミドのサプリメントが販売されています。
高価であれば品質がいいか?というと一概に言えませんし、
安ければ安いで効果があるかどうか疑問が湧きますね。

「小林製薬のセラミドサプリ」
「DHCのセラミドサプリ」
「ナマサプリのセラミド」
「ユニチカのピュアセラミド」
など。

アットコスメや様々な口コミサイトを見て、
実際に試した方のレビューを参考にするのが最もいい方法かもしれません。


⇒セラミドサプリ

セラミドシャンプー

良いシャンプーは何を基準にして選ぶといいのでしょう?

・広告が目立つものでしょうか?
・インターネットで「セラミドシャンプー」と検索して、
 上位に表示されるHPで販売されているものでしょうか?

答えは「NO]です。


広告が目立つものも、検索して上位に出てくるシャンプーも
商品の質がいいからあなたの目に止まるように出てくるのではありません。
(※良品質のものもあります。)

良いシャンプーを選ぶ時は、
できれば長く通っている美容室の美容師さんに尋ねてみるのが一番です。

信頼できる髪・頭皮の専門家に尋ねことが、あなたにベストな答えを導き出してくれるでしょう。

そういった美容院がない場合には、
例えば楽天のシャンプー部門で上位にランクインしているものを選ぶ
比較的いいものが手に入ると思います。

その際にレビューを読んでみると参考になりますよ。


⇒セラミドシャンプー

セラミドを多く含む食品・食べ物

化粧品やサプリメントなど、セラミドが配合されているものは数多く存在します。
しかし、例えばサプリメントであれば、合成して作られているものなどがほとんどで、
自然なものが少ないのも事実です。

ですから、やっぱり基本は毎日の食事です。
セラミドを含んでいる食べ物は意外に多く存在します。

・大豆
・きび
・ホウレン草
・米
・こんにゃくいも
・ヨーグルトなど


中でも最も多くセラミドを含んでいる食べ物は「こんにゃくいも」です。
こんにゃくいもはそのままで食べることは出来ませんが、ゼリーや麺類などに加工されています。

ヘルシーなこんにゃくデザートを販売している業者さんもあるようですから、
色々調べて試してみるといいかもしれませんね。


⇒セラミドを多く含む食品・食べ物

プラセンタについて

・美白作用
・細胞分裂活性化作用
・皮膚の新陳代謝の促進作用
・保湿作用
・抗アレルギー作用
・抗炎症作用
・シワの改善
・シミの改善
・にきびの改善
・火傷、傷痕の改善

・肝機能改善作用
  (アルコール性肝炎・B型肝炎・C型肝炎などに効果)
・発毛促進作用
・アトピー性皮膚炎、気管支喘息の改善
・更年期障害の改善
・腰痛(ぎっくり腰など)、関節痛、神経痛の解消

・リウマチ、膠原病の改善
・胃潰瘍の改善
・頭痛の改善
・冷え性を解消(血行促進作用)
・解毒作用
・自律神経のバランスを整える

  (のぼせ、めまい、うつ、不眠、神経不安定、自律神経失調症)
・基礎代謝が上がる
・活性酸素除去作用
・不整脈の改善
・動悸の解消
・高血圧の改善など


これだけの効果があれば何らかのトラブルがありそうですが、
現時点では重大な副作用・トラブルは報告されていません。
(稀にアレルギー症状を起こすことがあります)

ただし、永遠には効果が続きませんので繰り返し治療を受ける必要があります。


⇒プラセンタについて



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